2014年12月31日水曜日

TORZITE



ようやく欲しいものを一つ手に入れた。

今年一年を駆け抜けた自分へのご褒美。

言い訳を述べるつもりは無いが、発表から登場まで、本当に僕にとっては羨望の一品であった。

それは来年への目標、僕の場合は生き甲斐を保つ事を意味する。


トルザイトリング。

従来のガイドに比べて薄く、強く、軽いと言う。

もちろんそれだけ高価な物ではあるが、後の定番となるのは目に見えている。

ならば企業努力が成され、流通が安定し、価格が抑えられるまで待てばいいのだが自分の性格上それは無理である。

手に取って見てみると、従来のガイドと見比べる必要もないほどソレだと分かる。

薄くなっている分ガイドの内径が明らかに広い。

本来、長物が好きではあるが、それを差し引いても、小さく、軽くなっているならばロングロッドの方がその恩恵を受けられるであろう。

購入したのは9フィート台のライトゲームロッド。

バランスはお世辞にも全く先重りがしないとは言い難い。

210gのリール+鯛ラバのタングステンヘッド45gをテープで巻いて乗せてみたが、もう少しと言ったところ。

番手を一つ上げるか、最低ダブルハンドルに変えて重みを乗せるしか無さそうだ。

それを振り抜け感がどう補ってくれるのだろう。


どんなキャストフィールが待っているのか今から非常に楽しみである。







それでは、皆様良いお年を。





2014年12月26日金曜日

母と姉へ



母と姉が知的障害者の地域移行を目指して早5年目になるだろうか。

こんなに素敵なXmas会が今年開催できるとは思いもよらなかった。

少なくとも2年前までは。

日中の無認可作業所から開所し、同時にグループホームも立ち上げた。

利用者さん一名からのスタート。小さな美容室後の店舗を、不動産屋さん、地域の住民の皆様の了承を得てお借りした。

国から定められた人数に達しない少人数の無認可作業所では認可がおりず、当然、補助金もなく、家賃、光熱費等は母と姉、そして家族と呼べるスタッフの内職でまかなっていた。

朝から夕方まで利用者さんと一緒に内職をし、そのまま泊まりで一夜を過ごす。

そしてまた一緒に内職をする。

資金を養うために姉は泊まりでない日はパートに出た。

呉服屋を終えれば僕もそのローテーションに入り、なんとか持ちこたえた。

どこに向かえばいいのかも分からず、ただ走りきる、明かりの見えない暗いトンネルのようだった。

普通に考えれば、いくら好きな事でも体、特に脳に歪みがくるはずだ。



「なんでやってるんだろう?なぜ?どうして?」



自問自答の繰り返しである。自身の生活の困窮の原因が、仕事であっていいはずがない。

しかし、仕事と捉えるのか、やりがいと捉えるのか、使命だと捉えるのかは自分次第である。

少なくとも僕は、世間で言われる「立派なお仕事ですね的思考」に対する母と姉の返答で、胸を張っている姿を未だ見た事がない。

そこに心の豊かさをみつける。そこに希望が見出せる。情熱がみつかる。

こんな二人を見ていると、困っている人がいたら自然に手を差し伸べ、誰かが悩んでいたらそっと耳を傾ける人でありたいと思う。

そんな背中でずっといてほしい。

有難い事に、同志、仲間、家族と呼べる方々も増えた。まさに類は友を呼ぶ。

ならば、やはり母と姉には愛情と呼べる仕事を全うして欲しいと願うばかりである。

地域に出た以上、関わる地域住民の方々、その背中を見て、触れ、感化される人が一人でもいればその想いは利用者さんへ、つまりは自分たちのやるべき本望なのであろう。

行き詰まり、その人を想い、考え、悩んだ挙句に行き着く先は、やはりいつも神様である。生まれながらに、先天性とは。その理由に行き着くのが悔しい。

いつも道を外しそうになる僕に手を差し伸べたのも母だ。道を外した時に手を引っ張り、戻してくれたのも母だ。



「悔しい。本当に悔しい。」



そう言いながらも、また、姉や仲間とその人の支援に悩みだす母の姿は僕の時と一緒なのであろう。

ならば大丈夫。その先にはきっとまた、笑顔のその人がいるであろう。



「工房おりがみ〜2014Xmas会〜」




















一日遅れで文章を贈ります。

母と姉へ。


~  Merry  Christmas  ~





2014年12月19日金曜日

国家試験



いろんな人種がいて、いろんな風習があり、いろんな文化がある。

それに応じた気候があり、風土があり、空気がある。

それを総称すれば国となるのだろうか。

日本から足を踏み出したことのない僕にとっては、想像もできない世界が広がっているのであろう。

ともあれ、趣味の欠片がソコに突き刺されば興味が湧くというのも理にかなっている。

ただいま頭の中にはドイツという国に生存する魚たちが泳ぎ回っている。



原因はこちら





そういえば、自動車免許以外ろくな資格をもっていない僕だが、旧姓時代にとった今でも大切にしている資格がある。

自分の性格上、大概にしてこんな物はどこかの物置か、あるいは荷物の下敷きと化してしまうのだが、写真を撮るためにすぐに手に取れたあたりにもソレがうかがえる。




「社団法人全日本釣り団体協議会 公認釣りインストラクター」



しかしまじまじと見てみると懐かしい。

想いも蘇る。

面接時に面接官に熱く語ったこと。

発言後に凄く驚かれ、しかし応援していただけた。



「知的障害者の方々に釣りの楽しさを知ってもらいたいから来ました。」



そんな想いだけでチャレンジしたのを思い出す。

今でこそ思えば、当時勤めていた施設の説得へのツールであり、インストラクターという名目だけが必要だったのかもしれない。

自分が誰かを喜ばせられるであろう特技がそれだけだったとも言える。

あれから7年。

全く協議会の活動に参加できていないが、毎年年会費をおさめさせていただき、なんとか破門だけは逃れてきている。

名目上のインストラクター。ペーパードライバー。

でも、当時の熱い想いはやはり蘇る。

自分にしか出来ぬこと。



「いつかは!」



未だ達せずにはいるが、その夢は今も忘れていない。





2014年12月5日金曜日

PEAK ROTARY VISE



こんな発想あるのね。

くるくるするのは一緒だけど、まさか逆とは。

昔からあったのかは知らないけれど、見ずして閃かない自分の発想力の乏しさも痛感するわけであります。

だから驚くわけですね。

いやはやもっと頭を柔らかくしたいもんである。

とりわけ、欲しいものリストに名が一つ刻まれたわけであります。




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